No.154

メック 銅表面粗化剤

  • 特別賞
  • 第5回
  • ものづくり
  • ミクロ部門
特別賞

パソコンの頭脳に欠かせない強力溶剤

携帯電話やパソコンの頭脳となるCPUなどが配置されるパッケージ基板は、何層もの薄い銅と樹脂を重ねて作られる。それらは熱を帯びるとはがれやすくなるため、表面積を大きくして密着性を高める処理が必要になる。そこで登場するのが、尼崎の会社「メック」の銅表面粗化剤だ。この薬品は1ミクロン単位で銅の表面を溶かして凹凸形状を作り、密着性を高めることができるのだという。ほとんど全てのパソコンに使われているというツワモノである。