No.170

日亜物産 工場野菜

  • グランプリ
  • 第6回
  • あたらしもん部門
  • ものづくり
グランプリ

老舗鉄線メーカーの“畑違い”の新たな挑戦

遊休地となったボルト工場跡をどう使うか。老舗鉄線メーカー「日亜鋼業」がたどり着いた答えは工場での野菜づくり。いわば未来型の都市農業だ。新規事業の立ち上げを考案したのは亜鉛メッキの開発部門にいた佐藤雅文さん。あらゆる事業を検討した結果、初期投資が少なく他社より有利にスタートできる、無農薬水耕栽培で高まる食の安全意識に応えられる…といった点に目を付けた。阪神間という一大消費地がすぐそばにあることも追い風になった。2008年9月から尼崎市内のスーパーを中心に店頭販売を開始。虫や土が付いてないので、洗わずに使える気軽さも人気を呼ぶ。工都を支える企業の“畑違い”の新たな挑戦である。

現在は閉業しています。
  • 660-0083 尼崎市道意町