No.173

フジマサ 車いす用ふっとプレート操作装置「優フット」

  • 第6回
  • あたらしもん部門
  • ものづくり

車椅子を使いやすくしたい 優しい父娘の挑戦

建設会社のサラリーマンだった藤原孝次さんが起業したのは、母の車椅子介助がきっかけだった。車椅子に座った時に足を置くふっとプレートは手で上下させるタイプばかり。「直接手で触れるのが不潔だな」とDIY好きの孝次さんは座ったままプレートを操作する器具を手作りした。それを見た介護施設の職員から「ぜひ商品化してほしい」とラブコール。「それなら会社を作って量産しよう」と定年目前で退職、自宅ガレージを事務所兼工場に改造する。工業高校時代の友人は部品の金型や鋳造で協力。娘の真理子さんも会社員を辞め、営業や事務仕事をサポートする。未知の介護業界へ、発明品「優フット」の普及目指す。

現在は閉業しています。
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