No.213

大貫本店 中華そば

  • 準グランプリ
  • 第8回
  • グルメ
  • 伝統の一皿部門
準グランプリ

“THE尼崎遺産”な
現存する日本最古の中華そば

創業者の千坂長治氏が神戸旧居留地に中華料理店を開いたのは大正元年(1912)。広東料理の料理人を招き作り始めた中華そばは、戦後の混乱で尼崎へと移転後も作り続けられてきた。鶏がらと豚骨のスープに加える醤油タレは100年近く継ぎ足されてきた伝統の味。「お客さんに食べ続けてもらえたから、継ぎ足すことができた」という謙虚な姿勢とともに4代目の千坂創さんに受け継がれている。麺は自家製、たっぷりの卵を使った足踏み麺のスタイルを守る。つけ麺、魚介、ダブルスープなど、百花繚乱のラーメン業界にあって「流行に流されないのが我々の使命」と語ってくれた。