No.175

HEDGE(旧・革工房おおがき) 手作りドクターバック

  • 第6回
  • あたらしもん部門
  • ものづくり

使うほどに手に馴染む
一生ものをカタチに

革工房おおがきはハンドメイドのかばんと革小物のクラフトショップ。100種類以上のデザインと80種類の革から選んで注文すると、約2ヵ月で完成する。社長の大垣佳史さんによると、厚みのある牛革で作るドクターバッグは「屈指の難易度を誇る品」。革は一度ミシンをかけてしまうと針の穴が残ってしまうため、一発勝負。スムーズに開閉し、見た目も美しい口を作るのは相当な熟練を要する。場所ごとに強度や伸縮性が違う一枚革の裁断も腕の見せ所だ。そんな工房をガラス越しに望めるギャラリーには、かばんのほか、名刺入れやペン入れなどの小物がずらり。デザインと革のセレクトに迷うあまり、時間を忘れる人も後を絶たない。