No.230

尼崎酒販協同組合 尼いも焼酎『尼の雫』

  • 第8回
  • グルメ

50年ぶりに蘇った伝統野菜「尼いも」が芋焼酎の人気商品に

毎年3月末にはボジョレーヌーボー解禁のごとく「芋焼酎『尼の雫』販売開始」と新聞紙面を飾り、市内100軒あまりの酒屋の店先に「入荷」の文字が躍る。2005年、伝統野菜「尼いも」に注目した尼崎市と尼崎酒販組合がタッグを組み、尼崎産100%サツマイモ「尼いも」で作る「尼の雫」のプロジェクトは始まった。現在、尼いもは市内農家8軒、合計1500平米の規模で栽培。農家の協力のもと実際の植え付け・草刈り・芋掘りと栽培を担っているのは市民ボランティア60名あまりだという。こうして生まれる「尼の雫」は、毎年発売から1ヶ月半ほどで売れ切れる人気商品だ。