No.245

鹿児島屋 ホルモン

  • 第9回
  • エコロジー部門
  • グルメ

串でつつく大人のおやつ。ホルモン激戦地の有名店

三和本通商店街の南のはずれにあるお店の軒先で焼かれるホルモン焼き。豚肉の腸と肺をとんこつだしと味噌と醤油で炊き上げた味は、にんにくとしょうがが効いて酒のアテやおかずとして地元の人々に愛されている。同郷の知人を頼ってやってきた尼崎で、知人がやっていたホルモン焼の店を手伝いはじめた武富さんが、奥さんの廣子さんとともに昭和42年に今の場所に自店を構えた。メニューはホルモン焼きとビール・酒のみ。シンプルなお店ながら、闇市の名残を残す出屋敷周辺で客足がとだえることはなかった。「尼のええ時代に支えられた」と廣子さんは振り返る。

  • 660-0872 尼崎市玄番北之町21
  • 06-6412-2036