No.354

ヤツカエンジニアリング 尼崎城3Dプリンタ出力モデル

  • 第13回
  • いっちゃんたかいもん
  • ものづくり

3Dプリンタで出力した原寸の250分の1の尼崎城

3DのCAD設計を本業とする八束さんが、2020年に尼崎城のプラスチック製組み立てモデルの商品化をめざす市民団体「プラモ尼崎城」から依頼を受け、尼崎城の2Dデータから3Dデータを作成。その図面を3Dプリンタで出力して商品化した。希望に沿って名前を刻むなどのアレンジも可能。1つ15,000円と価格がいっちゃん高い理由は、0.4mmの太さの樹脂を重ねて立体を作るため、土台の白い部分だけで3Dプリンタの制作に40時間がかかること。さらに10個中3個しか成功しないためこの金額設定となった。1つ作るのに膨大な制作時間がかかるうえ、「プラモ尼崎城」へ4,000~5,000円の寄付予定のため利益率はとても低いそう。