No.196

尼崎えびす神社 大鳥居

  • 第7回
  • スポット
  • 大きいもの部門

厳島神社を上回るインパクト
尼の商売人が集う大鳥居

中央商店街の南、高さ17メートル、幅22メートルの真っ赤な大鳥居は、尼のえべっさんこと「尼崎戎神社」のシンボルだ。国道43号線の道路拡幅で1946年に現在地へ移転。1月の十日戎には商売人でにぎわう。阪神電車の車窓からも目をひく大鳥居は、1959年皇太子殿下成婚記念として建立。当時の高井源龍宮司の発案で、厳島神社の大鳥居を上回るサイズでインパクト勝負に出た。「祖父の発想は本当に独特でした」というのは禰宜の太田垣亘世さん。彼女もまた神道国際学会に所属し、07年から09年までニューヨークで神道の魅力を世界に伝えてきたというからスケールがでかい。