No.68

井上眞理子 書籍「私のノスタルジック尼崎」

  • 第2回
  • キャラ・人

尼崎探訪家が描くモノクロームの風景

昭和30年代を尼崎の下町で過ごした井上眞理子さんが、心にある風景や人々を思い起こし、エッセイとイラストで慈しむように綴った、ほっこりと温かい一冊。記憶を頼りに資料や証言をじっくり集め歩き、1998年から2001年まで毎日新聞阪神版に連載。書き下ろしの漫画やエッセイも加えて本にまとめた。「尼崎探訪家」を名乗る井上さんはこれからも尼崎を歩き続ける。