No.74

山崎工機 竹輪・冷凍食品生産ライン機械

  • 準グランプリ
  • 第3回
  • ものづくり
準グランプリ

「練り物の街」の証明する日本一のちくわ製造機

西長洲町の山崎工機は、ちくわの自動製造機で国内90%という圧倒的なシェアを誇る。他にも天ぷら、はんぺん、蒲鉾、と練り物製造機械ならお任せのトップメーカー。機械工だった先代社長が、市内の老舗かまぼこ店から機械修理を依頼されたことをきっかけに、戦後まもなく創業した。
日本独自の技術により昭和20年代に手作業のちくわ成型からオートメーションへと、そして昭和30年代に、乾燥から熟成までを時間指定でできる画期的なちくわ製造機を開発。世界で唯一という4本取り(1本のラインにちくわが4本並ぶ)の機械は1時間に2万5000本という大量生産を可能にした。尼崎ならではの伝統の味を生かす、これが同社の「デリカテクノロジー」だ。